
執筆者:社会保険労務士 戸塚淳二
50歳を目前に、会社員として働きながら、新たな挑戦への熱意を胸に社会保険労務士試験への独学での挑戦を決意しました。不合格という苦い経験もしましたが、そこで諦めることなく猛勉強を続け、見事合格を勝ち取りました。
このブログでは、自身の経験を踏まえ、特に「仕事と受験勉強の両立に悩む会社員の方」や「独学で合格を目指す方」にとって有益となる社労士試験合格への道のりをお届けします。
社会保険労務士登録番号:第29240010号
TACの全国公開模試は点数的にはダメでした。
しかし、さすがに2年近く勉強してきているので、なんとなく、「今回の模試は本番の試験よりも難易度が高かったのではないか」という感想でした。
過去の本試験と比べても、ひねった問題、難解な選択肢や初見の選択肢が多く、「実際の試験でここまでの問題が出るだろうか?」という疑問が湧いてきます。
もちろん、模試は本番に向けてのリハーサルですから、難しく作られているのは承知の上です。
でも、「このレベルの問題を解けなければ合格できない」というわけではないはずです。
むしろ、模試に振り回されて自分のペースを崩す方が危険だと感じたため、今回の模試のやり直しや復習はあえて行わないことにしました。
それよりも、ここから試験本番までの数週間で「確実に点が取れるところを落とさない」ための準備に全力を注ごうと決めました。
基本事項の再確認と労一、社一の統計対策、判例問題対策、やるべきことははっきりしています。
社労士試験模試が終わってもやることは変わりません
使用教材は、
- 出る順社労士必修過去問題集 労働編 社会保険編 (出る順社労士シリーズ)
- 社労士V イラストでわかる労働判例100
- よくわかる社労士 別冊合格テキスト 直前対策 2022年度版 (TAC出版)最強の一般常識対策本
- 社労士V2022年度版 選択式・労一を切り抜ける! 厚労省パンフレット・リーフレット攻略問題集
- 月刊社労士受験
今までと同じです。手は広げません。今までやってきたことをより深く理解していくだけです。
社労士試験本番で活かすべき時間配分の重要性
TACの全国公開模試では、難解な問題に直面したことで、「考え込みすぎて時間が足りなくなる」という課題を強く実感し、択一式試験では時間配分がいかに重要かを再認識させられました。
ある程度で見切りをつけて次に進む「良い意味でのあきらめの良さ」と「正答を導くための粘り強さ」その両方を併せ持つバランスの良さこそが、この試験を突破するためには欠かせないと感じました。
社労士試験会場はインテックス大阪!
8月1日、受験票が届きました。試験会場はインテックス大阪?なんだそれ。
勝手に去年と同じ関西大学だろうと思っていました。
場所は南港エリア。我が家からは公共交通機関でおよそ1時間強。アクセスはそれほど悪くはありませんが、試験会場の雰囲気としては少し異質な印象です。
展示場での試験、というのも初めての経験です。ちょっとした不安もありますが、当日は落ち着いて臨みたいと思います。
社労士試験本試験の受験票がもたらした恐怖と「絶対に今年で終わらせる」という強い意志
いよいよか。受験票を手にするとなぜかドキドキしてきました。
前年もそれなりに本気で試験に臨んだつもりでしたが、今年はさすがに前年とは勝手が違います。心の準備も勉強の質も、やはり全く違います。
積み重ねてきた時間が、思考や感情の深さに現れてきているのでしょう。
8月1日時点で累計勉強時間1042時間。平日は仕事をこなしながら、、睡眠時間を削りながら、通勤時間を有効活用し、勉強してきました。
今年になってからは、どこかに「絶対に今年で終わらせる」という強い意志が根を張っていたように思います。
受験票がもたらした恐怖心
受験票を手にした瞬間、昨年にはなかった「恐怖心」のようなものが、ふいに湧き上がってきました。
もし、万が一今年もダメだったら?また一年、やり直さなければいけないのか?
平日は朝2〜3時間早く起きての朝勉、休日は8時間、多いときには10時間以上も机に向かっていました。高校受験や大学受験よりも、間違いなく勉強している。それを、もう一年?
……正直、無理だ。いや、そもそも「落ちたときのことを考えるのはやめよう」と思っているのに、そんな考えがよぎってしまう。
でも、そう感じてしまうのも無理はないのかもしれません。ここまで努力を重ねてきたこと、「社労士試験」そのものへの思いが、自分の中で確実に醸成されている。だからこそ、あのとき湧いた「恐怖心」は、ごく自然な感情だったのだと思います。
社労士試験本試験へ向けて最終追い込み!試験前1週間の有給休暇で最後の準備へ
前年は試験の前日まで普通に仕事をして、残業までしてましたが、今回は、試験前1週間有給休暇を取りました。
そんなん、ええの?と思われるかもしれませんが、株式会社MSは皆さん長期有給休暇をとる風土があり、それを利用しました。
2022年の試験日は8月28日(日)です。8月21日(日)から休み、本試験に向けて、最終追い込みをかけます。続く。

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