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社労士受験生が語るTAC模試のリアル➁|全国公開模試で見えた課題(50代会社員・独学で社労士試験に挑んだ軌跡30)

社労士模試合格体験記vol30 副業社労士の社労士試験合格体験記
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午後からの択一式試験です。

難しいなぁ。いやいや、じっくりと焦らずに慎重に。一肢一肢をしっかり読んで正誤の判断をしよう。

そんなことを考えながら、問題を解いていきます。いや、難しい。考えたところで、この期に及んで答えは出てこんか。全身に嫌ーな汗が出てきます。いやいや、諦めたらあかん。

などと必死に問題と格闘していたら、最後の国民年金を始めるときの時間、16時半。後20分しかない。しかも、後でもう一度じっくり考えよう、と答えを保留している問題多数。

社労士模試択一式の結果と衝撃の教訓

択一式の点数は次の通りです。

科目点数
労働基準法及び労働安全衛生法6点
労働者災害補償保険法5点
雇用保険法6点
労務管理及び社会保険に関する一般常識5点
健康保険法5点
厚生年金保険法6点
国民年金法4点
総得点37点

ダメだった。素直にショックでした。

しかし、それ以上に「時間が足りなかった」という現実を突きつけられたのが、今回の一番の教訓です。

択一式試験は3時間30分、210分です。正直長すぎる、とそれまで根拠もなく思ってました。しかし7科目各10問各5肢合計350肢の正誤を判断するのに210分は短い、と初めて考えさせられました。

社労士試験択一式|1肢30秒で解く時間配分の戦略

1肢を36秒で正誤判断しないといけない。そこまで細分化すると分からなくなるので、1科目を30分でやり切らないとダメです。

現実には、私は1科目に35分以上使ってしまい、最後の国民年金にたどり着いた時点で残り時間はわずか。焦りの中で適当にマークせざるを得ませんでした。

結局国民年金の最後の5問は問題を読まずに適当にマークしましたし、後でじっくり考えようと思っていた問題も、とりあえず適当にマークしました。

社労士模試での痛感と収穫

確かにこの点数はショックです。しかし、初見の問題も多く、どうあがいても取れないような問題もあったと思います。

社労士試験は、みんなが取れるであろう問題を落とさない、が鉄則です。なぜなら、社労士の合格基準点は、その時に受験した受験生の出来具合によって上下するからです。

行政書士試験のように合格基準点180点、と決まっているわけではないのです。そのような試験の場合、難易度が高ければ運がなかった、となり、難易度が低ければ運が良かったとなります。

だから今回の模試の結果に関しては、明らかに難しかったはずである、他の受験生もそう感じていたはず、と思ったところもあったので、「2年近く勉強してこれか・・・」みたいな落ち込み方はしなかったです。

社労士択一式試験|時間不足を痛感した模試から学ぶ戦略

どちらかというと、「時間が足りなくなった」というのをここで経験しといてよかった、模試でやらかしといてよかった、と思いました。

時間配分。考え込みすぎても正解はしないけど、適当に答えてもいいというものでもない。なかなかの強敵、社労士試験。

一科目を30分で解いて、210分。これはギリギリすぎる。1科目25分で解けば、最終国民年金が終了したとき35分余る。見直しもできるし、とりあえず解答だけしたところを再考できる。

1科目25分で解くということは、1問2分30秒で答えを出す。1肢30秒で正誤判断をする。

一般的に「間違っているのはどれか」が一番時間がかからない、「次は正解はどれか」、一番時間がかかるのは、「正しい(間違っている)のはいくつあるか?」の個数問題。

一律2分30秒かけてもいい、と考えると失敗しそうです。

社労士試験本試験まで残り1ヶ月|ラストスパートで大逆転へ

今回の模試の結果はダメでした。

本試験を1ヶ月後に控えてのこの点数は、「受かるかも」と思っていた自分に対する「油断するな」という警告にもなりましたし、択一式試験の「時間配分の大切さ」がわかった、という点で収穫がありました。

本試験までまだ一ヶ月以上あります。

大学受験でも、現役生は最後の最後で一気に実力が伸びて、大逆転する、と言われます。社労士試験も初学者は8月に入ってから指数関数的に実力が伸びる、と言われます。

私は2回目ですが、1回目は参考にならないので、今回が、初学者受験のようなものです。

ゴールは見えてます。今年でケリをつけれそうです。

受かった後のことはまだ考えたことは無いです。社労士試験はとりあえず合格することが先だ、と言われます。

ラストスパートをかけて大逆転します。続く

筆者 戸塚淳二
筆者 戸塚淳二
  • 執筆者|社会保険労務士 戸塚淳二(社会保険労務士登録番号|第29240010号)
  • 50歳を目前に、会社員として働きながら、新たな挑戦への熱意を胸に社会保険労務士試験への独学での挑戦を決意しました。不合格という苦い経験もしましたが、そこで諦めることなく猛勉強を続け、見事合格を勝ち取りました。
  • このブログでは、自身の経験を踏まえ、特に「仕事と受験勉強の両立に悩む会社員の方」や「独学で合格を目指す方」にとって有益となる社労士試験合格への道のりをお届けします。

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