
執筆者:社会保険労務士 戸塚淳二
50歳を目前に、会社員として働きながら、新たな挑戦への熱意を胸に社会保険労務士試験への独学での挑戦を決意しました。不合格という苦い経験もしましたが、そこで諦めることなく猛勉強を続け、見事合格を勝ち取りました。
このブログでは、自身の経験を踏まえ、特に「仕事と受験勉強の両立に悩む会社員の方」や「独学で合格を目指す方」にとって有益となる社労士試験合格への道のりをお届けします。
社会保険労務士登録番号:第29240010号
8月21日(日)から、私は社労士試験に向けて、最後の1週間の追い込みに入りました。
いよいよ最終コーナー。
ゴールを目前にしたこの期間に、過去最大の集中力を発揮し、これまで積み上げてきた学習を確かなものにする。そんな気持ちで迎えた1週間でした。
最終の1週間、やることは決めてました。
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前回のTACの全国公開模試の後は、基本問題・過去問等で基本事項の再確認は順調にこなせてます。
社労士試験勉強 累計1350時間超──努力の軌跡を信じて
2022年8月20日(土)時点での累計勉強時間は1150時間です。前年の勉強時間を合わせると、1350時間を超えてます。
「しっかりと積み上げることができた」という自負がありましたし、それを武器に、残り1週間を駆け抜ける気持ちでいました。
最後の追い込みは、基本事項の再確認と、模試での課題であった「選択式の労働基準法・安衛法」と「選択式の労一」の最終強化です。あともうひと踏ん張りで終わる。いや、終わらせる。この1週間、人生で一番頑張らねば。
8月21日(日)は予定通り勉強を消化。8時間45分勉強。
8月22日(月)も予定通り勉強を消化。8時間10分勉強。
実は、ここで勉強の記録が途絶えます。
8月23日(火)──「ウソだろ…」38.8度の発熱
8月23日(火)なんか、しんどい。ウソだろ。熱を計る。38.8度。まさか、コロナ?かなりヤバい。もしコロナなら、隔離?
2020年3月、志村けんさんがコロナで亡くなったときの衝撃は今でも忘れません。「これは死の病だ、かなりヤバいウイルスだ。」と大騒ぎになりました。
しかし、当時のような厳しい隔離措置は、2022年8月時点では緩和されていました。
とはいえ、試験直前で陽性判定を受けたらすべてが終わる。
そんな危機感でいっぱいになりました。
しかし、さすがに病院に行かないわけにもいかなかったため、病院に行きました。幸い、陰性だったので事なきを得ましたが、かなり焦りました。
コロナだろうが、ただの風邪だろうが、39度近くあるとめちゃくちゃしんどくて、勉強どころではありません。
「なぜ、こんなタイミングで・・・」と自分の運の悪さ、日ごろの行いの悪さ?を嘆きながら、2日ほどは完全に臥せってました。
やっと再起動──社労士試験本試験まで残り3日間の過ごし方
25日(木)になって、ようやく少しずつ起き上がれるようになり、勉強を再開。金曜日、土曜日も勉強は出来ましたが、いつものペース、量はこなせませんでした。
最終の覚悟──「ひっかかり気味」からの立て直し
試験前日の8月27日(土)には体調はほぼ完ぺきに回復はしてました。
ただ、この最終の一週間は思っていた勉強の2割か3割しかできませんでした。
もはや、今更ジタバタしても仕方がない。
試験会場では、ひとつひとつの問題に集中し、冷静に、粘り強く、自分のすべてを出し切る──その覚悟だけを胸に、試験に臨む準備は整いました。
競走馬で言うなら、少し「ひっかかり気味」ではありましたが、最後の直線ではきっちりと立て直せた。そう信じたいです。
これが、私の2022年社会保険労務士試験・本番直前の7日間の記録です。続く。

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