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模試でつかんだ確かな手応え(50代会社員・独学で社労士試験に挑んだ軌跡28)

第1回TAC模試 副業社労士の社労士試験合格体験記
社労士試験の模試を受けて
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今年は模試を受けるぞ。まぁ以前からそのように言ってますが。

模試の申し込みをする前にいろいろとネットで調べていた私は、当初、「受験者数が多い模試のほうがいいのでは?」と考えていました。

全体数が多いほうが全体から見た自分の立ち位置というか、偏差値みたいなのが、はっきりするだろう、と考えたからです。

しかし、今思えば、この考え方って、どちらかというと大学受験の模試的な発想ですよね。上位〇%に入れば合格、という競争型の試験においては有効な指標かもしれません。

たしかに社労士試験にも「合格率6%」といった基準はありますが、これはあくまで結果的な数字です。基本的な合格基準点があり、それを下回れば、全員が不合格になる可能性だってゼロではありません。つまり、模試で「上位何人に入ったか」というのは、社労士試験においてはあまり意味を持たないのです。

…とはいえ、当時の私はやはり受験者が一番多いTACの模試を選びました。

使っているテキスト・問題集がLEC東京リーガルマインドだったので、LECにしようか迷ったのですが、LECは合計4回も模試があり、なんか回数が多すぎて大変そうだな、と思ったのもあり、結局TAC模試を受けることにします。

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受験方式は会場受験か自宅受験の選択制。私は「もし自宅だったら、わからない問題が出たとき、ついテキストを開いてしまいそうだな」と思い、本番に近い環境で臨むためにも、梅田会場で受験することにしました。

社労士試験模試|TAC2回セットで本番を意識した実力チェック

TACの模試は

  • 第1回:全国中間模試(2022年6月24日・金)
  • 第2回:全国公開模試(2022年7月15日・金)

の2回セットで実施されます。料金は2回で8,800円(税込)です。

第一回目の全国中間模試の日が近づいてきます。本番までの期間もあと2か月くらいまで迫っています。

この時期はさすがに労一・社一の勉強にも本腰を入れてやってますが、他の科目の進捗度合い、完成度と比べると、やはり遅れているという自覚はありました。

これはあくまで私の感覚ですが、労一・社一以外の科目の進捗度合いが100だとするとおそらく労一・社一は50にも届いていないのではないかと思ってました。

労一、社一の難しいところは、どこまで抑えておかないといけないのかがわからない、というところですね。

以前のブログで紹介した以下のような教材を使って、日々コツコツと進めてはいました。

これらの教材のおかげで、確実に前へ向かって進んでいるのは分かるのですが、どのあたりまで進んでいるのかが全く掴めません。

まるで頂上の見えない山をひたすら登って行っている感覚です。しかしこの労一、社一の件も今回の2回の模試である程度見えてくるのではないでしょうか。

TAC 社労士模試 全国中間模試 6月24日(金)

会社には「通院検査」という、ややぼかした理由で有給休暇を取得しました。

この6月24日時点で、累計の勉強時間は880時間を超えています。本試験までは残り2か月。このまま月100時間ペースで進めば、最終的には1,000時間を超える見込みです。

勉強時間だけは一人前になっているのです。けれど、正直なところ——自分が合格するイメージはまだまったく湧いていません。実力が伴っているのかどうか、その手応えがいまひとつ感じられません。

社労士模試【選択式】結果と自己分析

さて、そんな中で受けた模試の結果がこちらです。まずは選択式から。

科目点数
労働基準法及び労働安全衛生法2点
労働者災害補償保険法3点
雇用保険法4点
労務管理その他の労働に関する一般常識2点
社会保険に関する一般常識4点
健康保険法4点
厚生年金保険法4点
国民年金法5点
総得点28点

事前に気になっていたのは、労働基準法、労働安全衛生法、労一、社一あたりの科目でしたが、社一は思っていたよりも手応えがありました。

一方で課題としては、労働基準法の判例問題、とっつきにくさのある安衛法、そして労一全般、ですね。

これらの科目は、全般的にそうなのですが、初見の事項が登場するので、まだ十分に対応しきれていない印象です。

勉強の量と範囲が、まだ追いついていないのかもしれません。

他の科目は初見ということはほぼなく、「あれ、これ何だっけ、思い出せない」と記憶があやふやになることはありますが、「手も足も出ない」ということにはなりそうもないです。

それでも、昨年の本試験と比べれば、確実に手応えは良くなっています。着実に前進している実感はあります。

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社労士模試【択一式】の結果|驚きの得点と合格ラインとの比較

続いて択一式です。

科目点数
労働基準法及び労働安全衛生法6点
労働者災害補償保険法7点
雇用保険法8点
労務管理及び社会保険に関する一般常識6点
健康保険法7点
厚生年金保険法9点
国民年金法8点
総得点51点

えっ、本当にこの点数?……できてるやん、自分。

労一、社一のところではまぐれでとれた設問もありましたが、それでもこの点数は完全に合格ラインに乗っています。

実際問題を解いた時の感触は、前年の本試験の時とは雲泥の差でした。「そこそこ分かって答えたよな」という手応えが確かにありました。

これはいけるのではないか?昨年のわけのわからん根拠のない自信とは違い、模試でのこの点数は信頼できるだろう。

これまでもちろん合格するために日々勉強してきたのですが、いまいち合格する、合格できる、試験を突破する、というイメージが湧かなかったのです。

そんな自分が初めて、「社労士試験に合格する」「合格できるかもしれない」と、リアルに意識したのがこの時です。

なんか、俄然やる気が出てきた51歳のオヤジです。もうひと踏ん張りしますよ。続く

筆者 戸塚淳二
筆者 戸塚淳二

執筆者|社会保険労務士 戸塚淳二(社会保険労務士登録番号|第29240010号)

50歳を目前に、会社員として働きながら、新たな挑戦への熱意を胸に社会保険労務士試験への独学での挑戦を決意しました。不合格という苦い経験もしましたが、そこで諦めることなく猛勉強を続け、見事合格を勝ち取りました。

このブログでは、自身の経験を踏まえ、特に「仕事と受験勉強の両立に悩む会社員の方」や「独学で合格を目指す方」にとって有益となる社労士試験合格への道のりをお届けします。

ココナラ
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