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令和3年度社労士試験の結果(50代会社員・独学で社労士試験に挑んだ軌跡18)

試験結果 副業社労士の社労士試験合格体験記
令和3年社労士試験結果でました
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令和3年度社会保険労務士試験は終わりました。

結果は惨敗です。「やるべきことはやった、結果は仕方がない」とてもじゃないけどそんな心境ではありません。自分の目算の甘さ、そして準備の浅さを痛感しています。

「これくらいやっておけば何とかなるだろう」という甘い考え。情けない、許せん。

結局なにがどうなんだ、結局勉強が足りてなかったのだからダメだったのは当然の結果だろうが。何をウジウジといつまでも・・・。何が許せないかって?まぁいいや。

一部の親しい知人には社労士試験を受けることを言ってました。「今年は様子見受験やで!」と予防線的な発言をしておりました。その実受かる気満々で受けたけど・・・情けなし。

関西大学を出て、家路につきます。もうその頃には、各予備校の選択式の解答速報がでているはずですが、とても確認する気にもなれず、その日は自己採点はしませんでした。

令和3年度社労士試験得点

まぁ暗い話はここまでにして、で、何点だったの?

翌日、いつも通り出勤。いつも通り業務をこなし、夜帰宅。

自己採点しよう。

令和3年社労士試験|選択式の結果と反省

まずは選択式から、

科目点数
労働基準法及び労働安全衛生法2点
労働者災害補償保険法3点
雇用保険法2点
労務管理その他の労働に関する一般常識1点
社会保険に関する一般常識3点
健康保険法5点
厚生年金保険法4点
国民年金法2点
総得点22点

労働基準法、雇用保険法、労一、国民年金法で基準点割れでした。半分の科目で基準点割れですね。

健康保険法の5点が光ってますね。(だって試験直前に眺めていたところがそのまま出たんだもの💖)

合格基準点を言うと総得点24点以上、労一1点、国民年金法2点への補正あり。

少し都合よく考えると、労働基準法と雇用保険法が2点ではなく3点だったら基準点に乗ってるのでは?

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労務管理その他の労働に関する一般常識について

やはり、労一の問題はちょっと異常だったみたいですね。

令和3年の労一については、社労士受験界全体で以下のような議論がなされました

  • 「あまりに実務的・ニッチな行政資料に偏った問題で、公平性を欠くのではないか」
  • 「試験の趣旨から逸脱している」「受験者の努力が報われにくい問題だった」
  • 「この問題で合否が左右されるのは不適切」といった声が、受験生・講師・予備校から多数上がりました。

そのため、翌年以降は

  • 出題元が明示されやすいもの(厚労省の施策、審議会資料、白書)を中心に
  • 過去問学習である程度対応可能なレベル

に「軌道修正」されたと言えます。


良問か悪問か

私も何の記事だったかは忘れましたが、社会保険労務士試験の作問者の作問レベルは他の国家資格の作問者と比べると低いのではないか、というのを読んだことがあります。

これが正しいのかどうかはわかりません。

しかし所謂「良問」といわれるものは、10努力した人は10得点出来て、5しか努力しなかった人は5しか得点できないというものだと思うのです。

10努力した人も5しか努力しなかった人も3しか得点できないような問題は「悪問」と言っていいのではないでしょうか。

今回のこの労一の問題はまさにそのような問題でした。

私のように勉強が不足していた受験生も、がっちり勉強して臨んだ受験生でも同じ1点しか取れてないのです。これはどうかなぁ。

先に述べたように、あの出題群が議論を呼び、翌年以降に出題傾向が修正されたのは自然な流れだと思います。

令和3年社労士試験|選択式個人的総括

一般的な総評はいいとして、自分自身の選択式における総括としては、大きな点は2点。

一つ目は判例対策です。これは必ず出ますね。最近の傾向として、判例問題や事例問題は重要な位置を占めており、対策必須です。

二つ目は、法改正事項を押さえる、です。結局労災法の法改正箇所はダメでした。たまたま3点確保できてますが、法改正事項は押さえることは必須です。2021年度の試験を受けるのに使ったテキストが2020年度版だった、というところに大問題がありました。

択一式の結果と反省

つづいては、択一式です。

科目点数
労働基準法及び労働安全衛生法5点
労働者災害補償保険法5点
雇用保険法3点
労務管理及び社会保険に関する一般常識4点
健康保険法5点
厚生年金保険法7点
国民年金法5点
総得点34点

何がどう悪いかということではなく、5割を切っているため勉強が足りてなかった、ということですね。私自身の択一式の総括としては、単純に何もかもが足りなかった、です。

全体的な総評としては、

令和3年度の社会保険労務士試験では、事例問題が増加し、全体の問題文の長さが約10%増加しました。これにより、試験の難易度が高くなり、択一式の平均点は前年の31.8点から30.6点へと1.2点下落。知識を活かすだけでなく、問題文を迅速に読み解き、判断する力が求められ、実務的な知識と情報処理能力が重要視されました。解答スピードや思考力が試された内容でした。

とのことでした。

合格基準点は45点以上補正無し

社労士試験への再挑戦と学習時間1000時間の確保

翌日から勉強は再開します。当然「令和4年度社労士試験、再挑戦」です。

しかし、いまから今までと同じような、勉強時間、勉強方法でいいのでしょうか?良いわけがないです。

これから1年間で1000時間の勉強時間を確保するにはどうしたらいいのでしょうか?まずは、絶対的な時間の確保が急務です。そこをクリアしたうえで、使用テキスト、問題集、等々考えていきます。続く

筆者 戸塚淳二
筆者 戸塚淳二

執筆者|社会保険労務士 戸塚淳二(社会保険労務士登録番号|第29240010号)

50歳を目前に、会社員として働きながら、新たな挑戦への熱意を胸に社会保険労務士試験への独学での挑戦を決意しました。不合格という苦い経験もしましたが、そこで諦めることなく猛勉強を続け、見事合格を勝ち取りました。

このブログでは、自身の経験を踏まえ、特に「仕事と受験勉強の両立に悩む会社員の方」や「独学で合格を目指す方」にとって有益となる社労士試験合格への道のりをお届けします。

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