令和4年10月18日(火)成績通知書が届きました。

当たり前と言えば当たり前なのですが、やはり不合格でした。
約2か月ほど勉強から離れていたのですが、翌日から再スタートします。私の3年目の挑戦が始まります。
令和5年はおそらく8月27日(日)が本試験の日程でしょう。約10ヵ月後に迫ったその日に向けて、翌日から勉強を再開しました。
朝2時半起床の勉強|社労士試験合格への再挑戦
私は当時、近鉄電車の始発、午前5時15分の電車で通勤していました。通常、起床時間は4時30分でしたが、午前2時間早めて2時30分に起床し、そこから出勤までの2時間を試験勉強に充てます。
夜明け前の静寂の中、常温のミルクコーヒーと問題集だけを相棒に、私は再び机に向かうことになりました。
通勤時間を活用した社労士試験勉強
本試験終了後、通勤時間は小説などを読んでいました。この不合格通知が来たときは、ちょっと古いのですが井沢元彦の「逆説の日本史」シリーズを読んでいる真っ最中だったため、この本を読み終えてから、通勤時間勉強は再開します。
通勤時間での勉強は10月27日から再スタートしました。この時間は、前年度の最大の反省点を克服するための最重要課題に使います。
令和4年度の試験で、私の敗因は明白でした。それは、「労働に関する一般常識(労一)」と「社会保険に関する一般常識(社一)」が、圧倒的に合格ラインに届いていなかったこと。
最後の最後、終了間際の20秒で解答を書き換えた、という痛恨の一撃もありましたが、根本的な原因は実力不足に尽きます。
一般常識(労一・社一)対策にすべてを注ぐ
一般常識科目は、範囲が広く対策が難しいと言われますが、ここをクリアできなければ、合格は見えてきません。
そこで、3年目の通勤時間は、この「労一・社一」にすべてを捧げることを決めました。
具体的には、行きの電車では労一のテキストを、帰りの電車では社一のテキストを読み込む、という戦略を採用します。
毎日往復で集中して読み込むことで、難解で広範な一般常識の知識を、通勤という日常のルーティンに組み込み、確実に血肉化することを目指します。
「秒トレ」で労一・社一の選択式対策
さらに、今年度の新たな対策として、「秒トレ」を本格的に活用することを決めました。これも、労一・社一の選択式対策を強化するためです。
1年目の受験時にも少し使いましたが、当時は他の基礎科目を優先せざるを得ず、2年目は使用を見送っていました。
しかし、X(旧Twitter)などで、多くの合格者がこの「秒トレ」の有効性を熱心に語っているのを見て、3年目は活用することにしました。
合格者の知恵に素直に従うことも、合格への近道だと感じています。
各科目の勉強方針|過去問とテキストのバランス
他の科目の対策は、原則としてこれまで通り継続します。すなわち、過去問の繰り返し演習による知識の定着、そして『月刊社労士受験』を駆使した法改正や白書問題への対応です。
ただ「労働安全衛生法」だけはテキスト読み中心でいきます。この科目だけは、どうにも過去問だけでは対応が難しいと感じる部分がありました。
枝葉末節にわたる細かな知識を問われることも多く、過去問にない論点が出題される可能性を払拭できません。そのため、この科目に限っては、過去問演習よりもテキストの読み込みを重視する方針でいきます。
仕事と勉強の両立|職場の現実と向き合う
勉強を再スタートさせた裏側で、本業においての仕事に関しては、実は色々ありました。
何せ株式会社MSですよ。加工部から営業部に異動し、営業担当者のサポートをしながらぼちぼちやっていました。
しかし、また退職者が出ました。中堅の営業が1名離脱。
この中央市場の農産物仲卸業での営業担当者の業務はなかなか過酷です。特に株式会社MSは他の仲卸と比べても、労働環境は劣悪です。それが分かっていたので、私はサポートという立場という条件で営業部に戻ってきました。
この頃の会社の業績は良くないです。真っ赤っか、というわけではないので、倒産するということは無いのでしょう。しかし、さすがに賞与をまともに出せるような状況ではありません。
この中堅の営業担当者もそれがために年収が400万円に届かず、さすがに「やってられん」と言って、より条件の良い他の仲卸業へ転職していきました。
会社にとって痛手であることは間違いありませんが、彼自身の人生を考えれば、当然の選択だったでしょう。
丁重にお断りする
問題はその後ですよ。その余波がやはり周囲に及んでいくわけです。「戸塚さん、そういう事情だから、もう一度サポートではなく、営業担当者頼む。」ときました。
「またか」これが当時の正直な私の率直な感想です。
この会社に入って以来、このような退職者発生、人員不足による「穴埋め」や「強制異動」ばかりです。
半年に一度は似たような事態が発生し、その度に現場をたらい回しにされてきました。
さすがにうんざりします。
「自分の人生にとってプラスになることは全くありません。そして、会社に義理立てをする理由もありません。この1年は社労士試験に向けて全力投球しなければなりません。」
なんてことは口が裂けても言えませんが、丁重にきっぱりとお断りしました。
51歳の再々挑戦|社労士合格をめざして
3年目です。2ヶ月近くのブランクはありますが、さらに積み上げていくだけです。
労一・社一という最大の弱点は、朝勉と通勤時間の活用で、まだまだ積み上げる余地が十分にあります。
他の科目についても、過去問と法改正対策を徹底することで、「択一式で60点」という磐石な実力を目指します。
このレベルまで高めることができれば、本試験で多少難易度が上がったとしても、確実に合格ラインをクリアできるはずです。
51歳男の、3度目の挑戦。目標は明確、やるべきことも明確です。再び、社労士への道を歩き始めます。続く。
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