今年は模試を受けるぞ。まぁ以前からそのように言ってますが。
模試の申し込みをする前にいろいろとネットで調べていた私は、当初、「受験者数が多い模試のほうがいいのでは?」と考えていました。全体数が多いほうが全体から見た自分の立ち位置というか、偏差値みたいなのが、はっきりするだろう、と考えたからです。
しかし、今思えば、この考え方って、どちらかというと大学受験の模試的な発想ですよね。上位〇%に入れば合格、という競争型の試験においては有効な指標かもしれません。
たしかに社労士試験にも「合格率6%」といった基準はありますが、これはあくまで結果的な数字です。基本的な合格基準点があり、それを下回れば、全員が不合格になる可能性だってゼロではありません。つまり、模試で「上位何人に入ったか」というのは、社労士試験においてはあまり意味を持たないのです。
…とはいえ、当時の私はやはり受験者が一番多いTACの模試を選びました。
使っているテキスト・問題集がLEC東京リーガルマインドだったので、LECにしようか迷ったのですが、LECは合計4回も模試があり、なんか回数が多すぎて大変そうだな、と思ったのもあり、結局TAC模試を受けることにします。
受験方式は会場受験か自宅受験の選択制。私は「もし自宅だったら、わからない問題が出たとき、ついテキストを開いてしまいそうだな」と思い、本番に近い環境で臨むためにも、梅田会場で受験することにしました。
TAC模試は2回セット。本番を意識した実力チェック
TACの模試は、
- 第1回:全国中間模試(2022年6月24日・金)
- 第2回:全国公開模試(2022年7月15日・金)
の2回セットで実施されます。料金は2回で8,800円(税込)です。
第一回目の全国中間模試の日が近づいてきます。本番までの期間もあと2か月くらいまで迫っています。
この時期はさすがに労一・社一の勉強にも本腰を入れてやってますが、他の科目の進捗度合い、完成度と比べると、やはり遅れているという自覚はありました。
これはあくまで私の感覚ですが、労一・社一以外の科目の進捗度合いが100だとするとおそらく労一・社一は50にも届いていないのではないかと思ってました。
労一、社一の難しいところは、どこまで抑えておかないといけないのかがわからない、というところですね。
以前のブログで紹介した以下のような教材を使って、日々コツコツと進めてはいました。
これらの教材のおかげで、確実に前へ向かって進んでいるのは分かるのですが、どのあたりまで進んでいるのかが全く掴めません。
まるで頂上の見えない山をひたすら登って行っている感覚です。しかしこの労一、社一の件も今回の2回の模試である程度見えてくるのではないでしょうか。
TAC 全国中間模試 6月24日(金)
会社には「通院検査」という、ややぼかした理由で有給休暇を取得しました。
この6月24日時点で、累計の勉強時間は880時間を超えています。本試験までは残り2か月。このまま月100時間ペースで進めば、最終的には1,000時間を超える見込みです。
勉強時間だけは一人前になっているのです。けれど、正直なところ——自分が合格するイメージはまだまったく湧いていません。実力が伴っているのかどうか、その手応えがいまひとつ感じられません。
【選択式】結果と自己分析
さて、そんな中で受けた模試の結果がこちらです。まずは選択式から。
科目 | 点数 |
---|---|
労働基準法及び労働安全衛生法 | 2点 |
労働者災害補償保険法 | 3点 |
雇用保険法 | 4点 |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 2点 |
社会保険に関する一般常識 | 4点 |
健康保険法 | 4点 |
厚生年金保険法 | 4点 |
国民年金法 | 5点 |
総得点 | 28点 |
事前に気になっていたのは、労働基準法、労働安全衛生法、労一、社一あたりの科目でしたが、社一は思っていたよりも手応えがありました。
一方で課題としては、労働基準法の判例問題、とっつきにくさのある安衛法、そして労一全般、ですね。これらの科目は、全般的にそうなのですが、初見の事項が登場するので、まだ十分に対応しきれていない印象です。勉強の量と範囲が、まだ追いついていないのかもしれません。
他の科目は初見ということはほぼなく、「あれ、これ何だっけ、思い出せない」と記憶があやふやになることはありますが、「手も足も出ない」ということにはなりそうもないです。
それでも、昨年の本試験と比べれば、確実に手応えは良くなっています。着実に前進している実感はあります。
【択一式】思わず声が出た得点
続いて択一式です。
科目 | 点数 |
---|---|
労働基準法及び労働安全衛生法 | 6点 |
労働者災害補償保険法 | 7点 |
雇用保険法 | 8点 |
労務管理及び社会保険に関する一般常識 | 6点 |
健康保険法 | 7点 |
厚生年金保険法 | 9点 |
国民年金法 | 8点 |
総得点 | 51点 |
えっ、本当にこの点数?……できてるやん、自分。
労一、社一のところではまぐれでとれた設問もありましたが、それでもこの点数は完全に合格ラインに乗っています。
実際問題を解いた時の感触は、前年の本試験の時とは雲泥の差でした。「そこそこ分かって答えたよな」という手応えが確かにありました。
これはいけるのではないか?昨年のわけのわからん根拠のない自信とは違い、模試でのこの点数は信頼できるだろう。
これまでもちろん合格するために日々勉強してきたのですが、いまいち合格する、合格できる、試験を突破する、というイメージが湧かなかったのです。
そんな自分が初めて、「社労士試験に合格する」「合格できるかもしれない」と、リアルに意識したのがこの時です。
なんか、俄然やる気が出てきた51歳のオヤジです。もうひと踏ん張りしますよ。続く

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