社会保険労務士(社労士)という資格に興味を持った時、多くの方が最初に頭に浮かべる疑問は、きっとこんなことではないでしょうか?
- 一体どんな仕事をしているの?
- 世の中でどれくらいの需要があるの?
- どれくらいの収入を得られるものなの?
- 私のようなアラフィフのおじさんでもなれるの?
これらの疑問は、社労士という職業を深く知る上で、誰もが抱く自然なものです。特に私のような五十路目前のしがないサラリーマンにとっては、4番目のことが一番ネックになりますよね。
社会保険労務士試験とは?私の「とりあえず」から始まった問い
社会保険労務士、通称「社労士」。この士業について、皆さんは漠然としたイメージを持っているかもしれません。
しかし、私の場合は少し違いました。私にとっての興味のベクトルは、社会保険労務士試験そのものに向いていました。
- 一体どれくらいの難易度なのか?
- 受験料はいくらなのか?
- いつ、どのくらいの頻度で試験があるのか?
社長から「とりあえず勉強してみないか」と言われ、勉強しようと決意し、社労士の存在に目が行きます。その時私が考えたのは「この社労士になるための試験に合格するレベルまでいけば、労務管理を極めたと言えるのではないか?」ということでした。つまり、「社会保険労務士試験とは何なのか?」という問いこそが、私の出発点だったのです。
物事を始めるきっかけや理由なんて、正直どうでもいい。大切なのは、まず「とりあえず」一歩を踏み出すこと。私の社労士試験への挑戦は、そんなシンプルな思いから始まりました。
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社労士試験は選択式8科目、択一式7科目と、とにかく科目数が多いのが特徴です。
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アントニオ猪木氏の言葉と、私の社労士試験へのアプローチ
故アントニオ猪木氏の有名な言葉があります。
「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となりその一足が道となる 迷わず行けよ行けば分かるさ」
うーむ、実に心に響く言葉ですよね。普通なら、「とりあえず一歩踏み出そうぜ」と背中を押されるような、力強いメッセージです。
しかし、今回の社会保険労務士の件に関しては、私の場合は少し違いました。猪木氏のこの言葉のような心持ち、つまり「迷わず行けよ」という向かうべきベクトルの方向が、必ずしも正解ではなかったように感じています。
もちろん、最終的に勉強を始めることには変わりないのですが、私の場合は「とりあえず一歩踏み出す」よりも、「一旦立ち止まって、色々な情報を集めてから始める」方が、結果としてより良いアプローチだったのではないかと感じている次第です。
目的と手段
結果論的に言うと、この合格体験記を書いている今この瞬間は「社会保険労務士」して活動してるのですが、もともとはそんなつもりではなかったということなのです。
最初の目的は「社労士試験に合格できるくらいの労務管理の知識をつけること」だったのですが、それが途中でまぁ色々ありまして、「社労士試験に合格できるくらいの労務管理の知識をつけること」は手段と化し、「社会保険労務士になって・・・」が目的に変わっていきます。続く

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