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社労士ファイナル模試で崩れた日…本試験3週間前に突きつけられた現実(50代会社員・独学で社労士試験に挑んだ軌跡44)

2023年社労士試験ファイナル模試・択一式 副業社労士の社労士試験合格体験記
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今回の一連のLEC公開模試とファイナル模試には、もう一つ重要な課題がありました。

それは、「時間内に問題を解き、見直しも完璧にやった状態で途中退席をする」というものです。

本試験で時間に追われることなく、余裕を持って解答を完了できるかどうか――この時間感覚を体に叩き込むことも、模試の重要な目的の一つでした。

今回も選択式は予定通り途中退席し、近くのマクドナルドで自己採点をしました。

そして一服して昼食時に再び会場に戻りました。

最後の択一式模試――目標は55点以上、そして途中退席

昼食を終え、いよいよ最後の択一式模試です。

ファイナル模試ということもあり、今回は恐らく難易度も上がってきていると思われます。しかし、やはり60点、いや最低でも55点は取っておきたい。そして30分余らせた状態での途中退席――これが今回の目標です。

前年は最後のTACの模試で択一式37点という結果に終わり、本試験直前に非常に嫌な思いをしました。だからこそ、今年は最高の結果で本試験に臨みたいところです。

社労士試験の勉強を始めてから、すでに2000時間以上の勉強時間を費やしています。さすがに前年のようなことはないと思いますが、1ミリも油断はできません。

試験中の手応え――労働科目の難化に苦戦

前回までと同様、30分ほど時間を余らせて、途中退席しました。時間配分については問題ありません。

しかし、試験を解いている最中から、ちょっとした違和感のようなものがありました。違和感というよりか、悪い予感が当たったというのでしょうか。

やはり難しい。労働科目の難易度がかなり高く、苦戦を強いられました。特に労災法と雇用保険法は、重箱の隅をつつくような問題が多数出題されており、答えを絞り切れない問題が多数ありました。

「この選択肢、テキストで見たような見なかったような…」

「これは細かすぎる。ここまで覚えてる奴はいないだろう…」

そんなことを心の中でブツブツと繰り返しながら、何とか解答を埋めていきました。

試験終了後、自分なりに手応えを振り返ってみると、正直なところ芳しくありませんでした。

「60点は確実にない。55点もないだろう。社会保険科目はそこそこできたから、50点は死守しているかな…」

そんな微妙な手ごたえでした。

帰宅後の採点

選択式はいつもマクドナルドで採点していましたが、択一式は家に帰ってから採点していました。

自宅に着き、解答用紙と模範解答を照らし合わせながら、一問ずつ丁寧に採点していきます。

結論から言うと、衝撃的な結果でした。

科目点数
労働基準法及び労働安全衛生法7点
労働者災害補償保険法2点
雇用保険法6点
労務管理及び社会保険に関する一般常識7点
健康保険法8点
厚生年金保険法9点
国民年金法9点
総得点48点

労働者災害補償保険法2点――まさかの基準点割れ

労働者災害補償保険法、2点。

マジか。

択一式で基準点割れって…あり得るのか。

初受験で全く受かる要素のなかった令和3年の本試験、前年の難易度が高すぎたTACの最終模試ですら、択一式での基準点割れはありませんでした。

それが、令和5年度本試験に向けての最終調整の場、しかもファイナル模試という大一番で、択一式で基準点割れを起こすとは。

信じられない。これが実力か?

何が悪かったのか――油断と時間配分の誤算

正直、ちょっと油断していたのはあるかもしれません。

これまでの3回の模試で一定の結果を出してきたこともあり、「ファイナル模試もそこそこ取れるだろう」という甘い気持ちがどこかにあったと思います。

そして、時間配分への過度なこだわりも裏目に出ました。

「30分余らせて途中退席する」という目標を意識するあまり、時間ばかりを気にして、1問1問に対してしっかり考え抜くことができませんでした。

特に労災法のような細かい知識を問う問題では、じっくり考えれば正解できた問題もあったはずです。しかし、時計を気にしながら急いで解答を選んでしまった結果、取れるはずの点数を逃してしまったのではないか。

基準点割れなんて選択式での問題であり、択一式は時間内に問題を解ききるというのを優先させる――そんなスタンスだったのが、いけなかったのか?

本末転倒とはこういうことを言うのでしょう。

ひょっとして労働関係科目が苦手なのか?

ふと、こんな疑問も浮かびました。

「ひょっとして俺って、労働関係科目が苦手なのか?」

社労士試験で一般的に言われているのは、「社会保険科目で点数を稼ぐ」ということです。これが基本戦略です。

実際、今回の結果を見ても、健康保険法8点、厚生年金保険法9点、国民年金法9点と、社会保険科目はしっかり得点できています。

総得点48点という数字だけを見れば、決して悪くはありません。むしろ、本試験で同じ得点が取れれば、合格ラインには乗るでしょう。

しかし、基準点割れはいただけない。

どれだけ総得点が高くても、1科目でも基準点(通常4点)を下回れば、基本的には問答無用で不合格です。

これが社労士試験の恐ろしいところです。

本試験3週間前の現実

本試験まで残り3週間というタイミングで、この結果です。

労災法2点――択一式での基準点割れ。

正直、冷や水を浴びせられた気分でした。

これまで積み上げてきた自信が、一気に揺らぎました。「もしかして、まだ実力が足りないのではないか」「本試験でも同じことが起きるのではないか」――そんな不安が頭をよぎります。

しかし、少し冷静になって考えてみると、見方が変わってきました。

「むしろ、今この失敗を経験できたことは幸運だった。この試験でやらかしといてよかった。」

心からそう思いました。

もし本試験当日に初めてこの基準点割れを経験していたら、取り返しがつきません。試験会場で「労災法、全然わからない…」と焦り、パニックに陥り、他の科目にまで悪影響が及んでいたかもしれません。

しかし、まだ3週間ある。軌道修正する時間は十分に残されています。

前年もTACの最終模試で時間が足りなくなるという経験をしました。あの時も焦りましたが、結果的には本試験前に「時間配分の甘さ」という弱点を知ることができ、本番では同じミスを繰り返さずに済みました。

あの経験があったからこそ、本試験でもそれ以降の模試でも、冷静に時間を管理できたのです。

今回も同じです。

ファイナル模試で労災法の基準点割れを経験したことで、「労災法の細かい知識が甘い」「時間を気にしすぎて1問1問を疎かにしている」という弱点が明確になりました。

模試は、失敗するためにあるのです。

本番で完璧を目指すために、模試で徹底的に失敗し、その痛みから学ぶ。これこそが模試の真の価値です……と思い込むしかありません。

残り3週間の戦略――労働保険2科目を徹底的に叩き直す

この結果を受けて、残り3週間の学習計画を見直しました。

今回は労災法で基準点割れを起こしましたが、実際のところ雇用保険法もかなり怪しい状況でした。6点は取れたものの、これは運が良かっただけかもしれません。少し問題の出方が変われば、こちらも基準点割れを起こしていた可能性があります。

つまり、労働保険2科目がともに危険な状態にあるということです。

この2科目を少し厚めに勉強していき、ある程度弱点を克服していく必要があります。

具体的には、過去問はもちろんのこと、定期購読している「月刊社労士受験」での練習問題などもしっかり解いていきます。そして、ただ解くだけではなく、解説もしっかり理解していかなければなりません。

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「この問題は〇だった、×だった」という結果だけで終わらせるのではなく、「なぜこの選択肢が正しいのか」「どの部分が引っ掛けなのか」という根拠まで理解し、同じパターンの問題が出たときに確実に正解できるようにします。

残り3週間。時間は限られていますが、集中して取り組めば十分に挽回できるはずです。

そして、時間配分についても反省しました。

「30分余らせる」という目標は、あくまで「余裕を持って解答できる」ことの結果であって、目的ではありません。本末転倒にならないよう、まずは1問1問を確実に解くことを最優先にします。

時間を余らせることよりも、確実に基準点をクリアすること。しかし、時間が足りないということにならないようにすること。

この当たり前の原則を、改めて心に刻みました。続く。

戸塚淳二
この記事を書いた人
  • 執筆者|社会保険労務士 戸塚淳二(社会保険労務士登録番号|第29240010号)
  • 50歳を目前に、会社員として働きながら、様々な事情により社会保険労務士試験への独学での挑戦を決意しました。不合格という苦い経験もしましたが、そこで諦めることなく合格を勝ち取りました。
  • このブログでは、自身の経験を踏まえ、特に「仕事と受験勉強の両立に悩む会社員の方」や「独学で合格を目指す方」にとって有益となる社労士試験合格への道のりをお届けします。

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