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中央市場の酷暑を乗り越え、積み上げた1086時間の記録(50代会社員・独学で社労士試験に挑んだ軌跡45)

3度目の社労士試験本試験直前期 副業社労士の社労士試験合格体験記
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令和5年度の社会保険労務士試験本試験を3週間後に控えたタイミングで、まさかの択一式での基準点割れを喫してしまいました。

やってしまった‥‥‥かなりショックでした。とはいうものの、ここでふさぎ込んでいる場合ではありません。むしろ模試で良かった。

本試験の日は待ってくれないので、きっちりと残り3週間の勉強計画を立て直し、ただ前に進むだけです。

中央市場のコールドチェーンに対する問題意識

それにしても、8月です。この時期は本当に暑いです。

本業である野菜卸売の営業担当として、夏場に一番大変なのが「野菜の品質保持」です。

あまりに暑すぎて、中央市場に産地から商品が届いた時点ですでにかなりくたびれており、一部傷んでしまっているものもチラホラ見受けられるのが現状です。

これは個人的な意見かもしれませんが、中央市場というシステムが時代の流れに乗れていないと感じるのが、まさにこうした運用の部分です。いわゆる「コールドチェーン(低温流通)」の意識が、今の酷暑に対してまったく追いついていないように思います。

商品が届くのは夜中ですが、近年の夏は夜間であっても気温が下がらず、蒸し風呂のような熱気が容赦なくこもっています。そんな中、市場では以下のようなルートで商品が扱われています。

まず、産地から届いた商品を、夜中のうだるように暑い土場(どば)にいったん卸してしばらく放置します。その後、ようやく15℃くらいの冷蔵庫に入れます。しかし、それで終わりではありません。出荷時になると、それをまた暑い外気のところに出し、ある程度時間をかけてトラックに積み込みます。そこからようやく、保冷の効いたトラックで運んでいくのです。

せっかく保冷トラックを使っても、その前段階で「暑い土場 → 15℃の冷蔵庫 → 暑い外気 → 15℃のトラック」と、激しい温度変化を何度も繰り返されれば、商品である野菜が傷んでしまうのは当然です。

結果として、スーパーの店舗に届いた頃にはかなりの傷みが出てしまい、返品や赤伝(売上取消)処理を食らうことになります。バイヤーからお叱りを受けるなど、現場ではこうした面倒なトラブルが連日のように頻発していました。

本業の合間を縫った勉強と、初めて利用した講義動画

こうした本業のバタバタした状況をなんとかやり繰りしながら、本試験に向けて勉強時間を積み重ねていきました。この時期は、特に労災保険法と雇用保険法を中心に据えて、ラストスパートをかけました。

直前の追い込み勉強の時間を確保するため、予定通り本試験の1週間前からは有給休暇を取得することにしていました。

ただ、前年のこのタイミングでは高熱を出してしまい、えらい目に遭った苦い経験があります。せっかく勉強のために確保した大切な1週間を無駄にしないためにも、今年は体調管理にも人一倍気を配りながら勉強に励みました。

ここで少し告白をすると、実は前年度(令和4年度)の本試験問題について、試験が終わってから一度も目を通していませんでした。要するに、全く復習をしていなかったのです。ずっと手を付けられずにいたこの課題を、有給期間の1週間でしっかり消化しようと決めました。

復習にあたっては、資格の大原の金沢博憲先生の動画を活用しました。これまで私は完全な独学で、必要なテキスト・問題集以外で利用しているのは「月刊社労士受験」と「模試」だけでした。

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そのため、誰かの講義や解説動画というものをあまり利用したことはありません。

実際に視聴してみると、本当に「わかりやすい」の一言でした。特に、択一式試験における選択肢の取捨選択の仕方は非常に参考になりました。

何年もの間、講師をされているプロの金沢先生であっても、解説の中で「これはちょっとわからないので、保留です」と、選択肢をサッと後回しにされる場面がしばしばあったのが、新鮮な驚きでした。

本試験の場でも、すべての選択肢をその場で完璧に判別しようと躍起になる必要はない。分からないものは潔く保留にして進めていけばいいんだ、という実戦的なテクニックや割り切り方をリアルに学ぶことができ、直前期の自分にとって非常に参考になりました。

もっと早くからこういう講義動画を利用しとけばよかった。

有給休暇での追い込みと、試験前日の決意

ファイナル模試が終わってから有給休暇を取得するまでの間は、皮肉にも本業のほうがかなり忙しく、なかなか机に向かう時間が確保できませんでした。その分、有給を取得してからの本試験までの1週間は、1日8時間ほど集中して勉強に宛てました。

こうして本試験前日までになんとか積み上げた累計勉強時間は、1086時間になりました。

市場の仕事が繁忙期を迎える中で、自分なりに時間をやりくりしてここまで来られたと思っています。

8月26日、土曜日。いよいよ明日が本試験当日です。 体調もしっかり整いました。これまでの成果をすべて出し切れるよう、精一杯頑張ってきます。続く。

戸塚淳二
この記事を書いた人
  • 執筆者|社会保険労務士 戸塚淳二(社会保険労務士登録番号|29240010号)
  • 会社員歴30年以上、転職5回を経験した氷河期世代の社会保険労務士です。自らが激動の時代を生き抜いたからこそ、机上の空論ではない、働く人の視点にたった情報提供をモットーとしています。あなたの働き方と権利を守るために必要な、労働法や社会保険の知識、そしてキャリア形成に役立つヒントを、あなたの日常に寄り添いながら、分かりやすく解説します。

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